【現場の舞台裏】第3回 白山市で地域を支える土木会社・明清建設の舞台裏
現場の舞台裏〜撮影取材日記〜 - 「有限会社明清建設」vol.3

白山市の発展とその歩み
白山市は近年、新幹線開通やインフラ整備により急速に発展している地域の一つ。その成長を支える企業の一つが明清建設です。

新幹線が金沢に開通するまでは金沢市が建設ラッシュでしたが、金沢駅開通後の白山市の発展はイオンモール白山をはじめ、新設の道路やインフラ整備が次々と行われ、目覚ましいものがありました。

今回の取材・撮影を通じて、地域を支える企業としての姿を捉えることができました。
建設会社=建物だけじゃない! 明清建設が手がける土木工事の重要性
建設と聞くと、ビルや住宅を建てる「建築」の仕事を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、明清建設さんは「建設」という名称ながらも、実は土木工事を専門とする会社です。
道路や上下水道などのインフラを支える工事を行い、私たちの生活を陰で支える重要な役割を担っています。

取材中にも伝わる地域密着の精神 〜笠間まつりでの社長の温かさ〜
取材で事務所に伺うと、社長をはじめ社員の方々が気さくに迎えてくれ、地元の話題で盛り上がりました。
社長は特に地域のことに詳しく、まるで町の案内人のように話してくれます。
その中で、「今、笠間まつりの準備が忙しくてね。まつりに来なよ!」と気軽に声をかけてくださり、期待を胸に足を運ぶことに。
会場を歩いていると、どこからともなく焼き鳥の香ばしい匂いが… ふと商工会ブースに目を向けると、なんと社長が自らお客さんと談笑しながら焼き鳥を焼いています。
しかも、気前よくサービスしては、お客さんを笑わせています。

「ビールでも飲んでいけよ!」と社長が声をかけてくれましたが、車で来てしまったため丁重にお断りすると、「じゃあ焼き鳥をたくさん食べていけ!」と、代わりにたっぷりご馳走してくれました。
来年は絶対に電車で来ようと心に誓いました。

子供たちには「お、今日は宿題ちゃんとやったか?」なんて冗談を言いながら気軽に声をかける。
誰にでも分け隔てなく接し、まるで町の兄貴分のような存在です。地域に根付き、地域に恩返しする——そんな社長の姿勢が伝わってきます。
祭りの場でも地域の人々と笑い合いながら、土木の仕事と同じように、社長は町のつながりをしっかりと築いていました。
地域の人々との距離が近く、自然と笑顔が溢れる場面が印象的でした。社長自ら地域の子供達に声をかけ笑顔を生み出している。
明清建設がいかに地域に密着し、温かい関係を築いているかが伝わってきます。
地元の魅力を引き出す 〜加賀笠間駅のライトアップイルミネーション〜
また、社長から「加賀笠間駅のイルミネーションはもう見た?」と教えていただきました。
実際に足を運んでみると、幻想的なライトアップが広がり、地域の人々が足を止めて写真を撮る姿が見られました。

このイルミネーションには明清建設も協力しており、ただ工事を行うだけでなく、地元の魅力を引き出す活動にも力を入れていることが分かりました。
快適な職場環境と土木談義
明清建設の事務所を訪れた際、その明るく快適な雰囲気に驚きました。

実は最近リニューアルされたとのことで、撮影の合間につい居心地の良さに浸ってしまうほど。
社長と土木談義に花を咲かせる時間もあり、普段はなかなか知ることのできない業界の話を聞くことができました。

土木工事に精通した社長の話はどれも面白く、業界の裏話や今後の課題についても語ってくれました。
土木は、地面の下で未来を支える仕事
最近、埼玉県八潮市で老朽化した下水が原因で道路が陥没する事故が発生しました。改めて感じたのは、土木工事の重要性です。
上下水道の整備や道路の基礎部分は、普段は目に見えないものの、社会全体を支える大切なインフラ。
目立たない部分こそ、長年の経験と技術が求められます。取材をすることで、こうした縁の下の力持ち的な業界の大切さを再認識しました。
「土木は、地面の下で未来を支える仕事だよ。」と社長は言います。
派手さはないけれど、毎日当たり前のように使っている道路や水道は、すべて土木の仕事が支えている。建物の基礎を固め、道を作り、水を届ける。
見えない部分で地域の暮らしを支える仕事だからこそ、地域への愛情がなければできない。

地域愛に溢れる明清建設
今回の取材を通じて、明清建設が単なる土木工事業者ではなく、地域と密接に関わりながら発展を支える企業であることが伝わってきました。
社長の温かい交流、地元のイベントやイルミネーションへの貢献、快適な職場環境、そして日々行われるインフラ整備。
取材をしながら実感したのは、明清建設は、インフラ整備を通じて地域の未来を形作る存在。
これからもその活躍に注目していきたいと思います。